簡易式車中泊仕様のアルファードで行く 秋田、男鹿半島 春

今回はベッドキッド搭載のアルファードでの、車中泊旅だ。

セカンドシートとサードシートの上に自作のマットを敷いてベッドにするだけの、簡易的な車中泊カー仕様。

秋田・男鹿半島の周遊や、田沢湖の季節限定の絶景や、世界遺産・平泉を、思いつきで右往左往する場当たり的なルートになった。

それもまた、車中泊の醍醐味!

 

上と右の画像は秋田県八幡平山頂レストハウスにて。

バックドアを開けてベッドの上から周囲の山並みを望む。

 

出発は午後1時。

東北自動車道を北上し、福島県安達太良SAにて安達太良ラーメンでさくっと夕食をすませ、長者原SAにて就寝。

長袖Tシャツと春秋用の寝袋を毛布替わりに使って、丁度良かった。ちなみに外気は16度。

いつもはトラックの音が気になるのだが、疲れていたせいかぐっすり眠れた。


5時20分起床。

SAのコーヒーを飲んでさっそく出発。

秋田まで一気に高速で移動しようと思っていたが、奥さんから「世界遺産の中尊寺が見たい」というリクエストがあり、急遽、平泉前沢ICで、高速を降りた。

 

コンビニでおにぎりを買って食べながら移動。

まだ8時前なので、ダメ元で何か情報がないか「道の駅 平泉」に寄ったら、なんとうまそうな朝定食が!

うぅ~コンビニおにぎりを食べなきゃよかった・・

ノープランの行き当たりばったりも良いが、たまにこういう痛恨のミスを犯すのだ・・。

そうこうしているうちに8時半になったので、金色堂に参拝に行くことにした。

広い駐車場に一番乗り。まだ誰もいないので、駐車場のゲートでスタンバっていると、出勤してきたおばさんが焦って受付をしてくれた。

 

さっそく参道を歩く。木漏れ日が気持ち良く、清々しい。神社仏閣は早朝に参拝するのベストだ。

途中で弁慶堂があり、御朱印所があるのだが、この日は行きも帰りも開いていなかった。

かなり登って北上川もチラッとだが見ることができる。

 

やっと本堂に到着。

常香炉はまっさら・・早速最初の1本を指してみた。

 

天台宗登東北大本山という立派な古刹で、近くには松尾芭蕉の像や歌碑も建っていた。

周囲にはいくつかのお堂が点在している。

奥には神社もあり、りっぱな能舞台も建っている。

 

また、「金色堂旧覆堂」があり、これがすばらしいのだ。

室町中期に作られた巨大な木造倉庫のような形で、現在の覆堂の前に金色堂を守ってきた建物とのこと。

現在は鉄筋の味けない建物の中でガラス越しに金色堂を拝観するのだが、この詫びさびの旧覆堂の中に鎮座する金色堂を見てみたかった。

現在は情緒が無いこざっぱりとした空間に、きちんと収まっていて、微妙な感じだった。

確かに細工や金箔などすばらしいのだが・・・。 何かが違うよな・・と若干の違和感が残った(^^;)

境内の日陰で休憩している間に、奥さんがネットで仕入れたネタで、

この先の花巻市の方に「ミステリー坂」というマイナーな観光物件があるそうだ。

深夜番組のしょっぱいネタコーナーに出てきそうなスポットだが、寄ってみることにした。

 

見た目は上り坂なのに、車は下っていく。という「目の錯覚」のようだ。

 

看板の通りに実践してみた。

確かに下がっていく。

不思議な感覚を体験できるのだが、とにかく道幅が狭く、後続車が来るんじゃないかとそっちのほうが気になって、ささっと体験しただけで、あっという間に終わってしまった(笑)

そろそろ昼時なので、盛岡で冷麺を食べることにした。ネットで評判の「髭」という店をチョイス。

基本は焼肉店で冷麺もおいしいですよ。というのを想像していたが、

肉と冷麺は同等。といった感じだ。

他のお客がほどんどこれを頼んでいるであろう、焼肉の盛り合わせとのランチセットをオーダーした。

 

冷麺には自家製キムとは別でついてくるので好みの量をトッピングできる。

少し甘めのスープとキムチの辛味で箸が進み、先に食べた肉の濃い味わいと、冷麺のさっぱい具合が最高のコンビネーションだ。

こんな店が近くに合ったら、通ってしまいそうだ(笑)

 

ここまで北上したらもう八幡平はすぐそば。

実はネット情報で、今ちょうど「ドラゴンアイ」が見られる時期だというのを知った。

ドラゴンアイとは八幡平のある鏡沼に積もった雪が解け始めるころ、一時的にまるで龍の眼のような形になる現象のこと。

さっそく山頂レストハウスの駐車場に車を停めて、歩き出す。

最初は石畳の歩きやすい道だったが、次第に滑りやすい雪渓に・・(◎_◎;)

10分ほど歩くと、少し小高い丘の上にドラゴンアイが姿を現す!

なるほど、確かにドラゴンアイだ。

あいにくの曇天で眼光は若干曇り気味だが、見事に開眼している!!

おお~と、うなりながら写メをパシャパシャとる奥さん。

足元に気を付けないと滑って転びそう・・なくらい夢中で撮影(^^;)

 

この時期、山頂の気温は半袖では凍える寒さ。

上着を持った来なかったので、体温を下げないように雪解けで滑りやすい道を急ぎ足で歩いてきた。

 

湖周辺には数名の観光客が来ていて、よく見るとアイゼン装着&フリース着用の人もちらほら・・。

知る人ぞ知るマイナーな観光名所に雪で滑りながら巡り合えた一期一会に感謝!

 

ドラゴンアイを見終えて車に戻ると、もう4時過ぎ。

八幡平を降りていよいよ秋田・男鹿半島に向かうとしよう!

が、山を下りる途中に湯治で有名な「玉川温泉」がある。

なんでも強酸度が日本一なのだとか。

これはパワーをもらえそうだ。是非日帰りで湯あみ(湯治)をしてみたいと思ったが。

残念ながら日帰り利用時間はすでに終わっていた・・。

諦めきれずに、歩いていける「源泉・大噴」まで行ってみた。

強烈な硫黄のにおいと、温泉がふつふつと地面から湧き出る様子が間近に見れてすごい迫力だ。

 

源泉の近くには地面にゴザを敷いて寝ころがり、地熱を利用して湯治している方々が数名いた。

宿の近くには売店があったので、温泉玉子と湯の花を購入。

殻を割ると、白身が茶色い。すごい温泉パワーのなせる業か!?

と思って食べたら、うっすらと醤油味が付いていた。醤油の色だった‥( ̄▽ ̄;)

 

※この湯の花、家の風呂で使ってみたが家じゅうので硫黄の香りがするほど、強力だった。

今までも蔵王や草津など白濁の湯で有名な温泉地の湯の華を買ったが、玉川温泉はケタ外れにスゴイ。

温泉好きにはたまらない逸品であろう!

 

売店にはゴザも販売していたので、次回はもう少し涼しい時期に来て、ぜひ岩盤浴も試してみたいと思った。

再訪確定物件だ!

 

いよいよ平地まで山下りだが、途中で湖面に映る山があまりにきれいな場所があった。

まるで東山魁夷の絵のようだ。

地図で見ると秋扇湖という名の湖のようだが、コバルトブルーの湖面が息をのむほど美しい。

路肩でしばらく写真を撮っていると、あとから同じように車から降りてこの景色に見入っている人がいて、

「うんうん、そうだよな、思わず停まっちゃうよな~・・」と、シンパシーを感じてしまった(笑)

 

上流の玉川温泉などから強酸性の水が流れ込むため石灰で中和していて、その結果このような色になり、

雪解け水で水かさが増し、水没林が出現するそうだ。

ここは車窓からの流し見ではなく、じっくり見る価値があると思う。

 

平地に下りきる前に田沢湖を通った。

 

いよいよ日没間近で暗くなり、ギリギリ湖面の様子が見える程度。

 

だが大自然のなせる業で、かすかな夕やけがまたダイナミックな景観を楽しませてくれる。

 

この後はコンビニで夕食を買って山間の「道の駅 協和四季の森」で就寝。

 

2日目、今日も快晴!

男鹿半島に行くつもりが初日は平泉や八幡平周辺で1日遊んでいたので、まだあまり秋田感が少ない。

 

今日の最初の訪問地は「亀田不動滝」だ。

ここを経由して男鹿半島に突入の予定なのだ。

滝までの道のりは道の両側にドーンと田んぼが広がるのどかな田園地帯。

しばらく走ると細い山道になり、結構高度を上げていく。

 

グーグルマップを見ながら走った行ったが特に看板らしきものは見当たらず、マップが示す位置で車を降りると、かすかに滝の音がする。

音の方に歩いていって、車道から身を乗り出すと、木々の合間から轟轟と流れ落ちる豪華にな滝が見えた。

ネット情報によると滝つぼの資格まで歩いて行けるようだが、それらしき道は見つからず、高低差を考えるととても降りていけそうもない・・

展望台もあるはずなのだが、見つけられず。

ここは深追いせずに、車道から眺めるに留めた。

 

山道を15キロ以上は走っただろうか、その割には数分の滞在だったが、今日のメインは男鹿半島。

気を取り直して、上ってきた細い山道を対向車が来ないことを祈りつつ下った。

 

 

途中に立ち寄り湯があったので、昨日の玉川温泉のリベンジで朝から湯浴みに突撃。

雄和ふるさと温泉ユアシスという施設なのだが、2つある貸し切り湯のネーミングが渋い(写真参照)・・(笑)

 

薄い土色の温泉で、かすかな硫黄の香り。そして、とても熱い!

貸し切り湯を利用したので、がんがん水を入れて温度を下げてやっと入ることができた。

熱い湯が得意な奥さんはさっさと入っていてが、ぬる湯派の私は入れるようになるまでたいへんだった。

貸し切りにしてはかなり広い湯舟でリラックスでしたのが嬉しい。

 

そして、体の芯から温まる湯で、出た後もずっと体がほかほかしていた。

 

湯浴みのあとは海沿いを北上して、秋田駅近くの「道の駅 秋田港」へ。

道の駅は展望タワー「セリオンタワー」を中心に品ぞろえが多い売店があった。タワーは無料なので、利用してみた。

秋田港が見渡せ、気分爽快!

 

でもここに来た目的は眺望ではない。

テレビで話題になった「うどん・そば」の自販機だ。

NHKで見た覚えがあったので、話のネタに寄ってみたのだ。

当初は佐原商店という製麺所にあったのだが、閉店後にこの道の駅で現役続行している。

佐原商店の閉店が知らされた直後には連日長蛇の列だったと、写真付きの紹介パネルがあった。

 

 

今回は昼食前だったので1つのうどんを半分づつ食べた。

佇まいも味もレトロ。

脳内にはNHKの「72時間」のテーマ曲が流れていた・・。


 

男鹿半島に向かって北上する道に沿って、風力発電のプロペラがたくさん並んでいる。

 

地方にくるとたまにこういう風景を見かけるが、結構な比率でプロペラが止まっている・・。

これで採算とれているのだろうか。

 

他人事ながら、ちょっと心配に思う。

 

いよいよ男鹿半島に突入!

半島の南側から周遊する。

まずは「道の駅 てんのう」で腹ごしらえ。

と言ってもめぼしい食事が無かったので、総菜やパンを買って敷地内のベンチで食べた。

地元ラジオで紹介されたサンドイッチと、ハタハタ寿司、焼きおにぎり。

ハタハタ寿司は初体験だったが、これはおかずというより酒の肴だ。

思ったよりも癖が無く、酸味が利いていて美味しかった。

 

この道の駅は天王グリーンランドという複合施設と一緒になっているのだが、ここにも展望タワーがあった。

秋田に人はタワー好きなのか・・・?(笑)

はい、来ました~!

巨大なまはげ像! やっと秋田っぽくなってきた。

他に視界を遮るような高い建物が無いので、大地にドッカと立っている力強さを感じる。

 

 

 

とにかく大きくて、圧巻だ。

 

 

来たぞ~秋田!と心が躍る!

広い駐車場の奥には観光案内所のような施設があり、そこのシンボルなのだろうか。

案内所で半島のマップをもらった。

 

 

 

半島の海沿いを走っているとまた道の駅があった。「道の駅 おがオガーレ」だ。

外観はおしゃれな今風の佇まい。

だが入り口のパラソルの下に佇むおばあちゃん。おお。有名なババヘラアイスではないか!

道沿いに立っているときいたことがあるが、しっかり観光名所にもたたずんでいた。

さっそく買ってみた。

大きなアルミボウルに中にアイスが入っており、そこからへらですくってバラのように仕立ててくれる。

その様子を私が写メしていると、おばあちゃんが「あ~、これ、見せたほうがいいか?」と言って、

アイスを見せながら満面の笑み・・。きっとそういうリクエストが多いのだろう。

サービス精神旺盛で、楽しいババヘラアイス体験だった。

味はなにかフルーツ味のいたってフツーなシャーベットだった(笑)

 

ここでは後のつまみ用にメロンの漬物を購入した。メロンといっても小さいきゅうりのようなメロンだ。

 

次は、男鹿半島に行ったら絶対に寄りたかった「ゴジラ岩」。

海岸の岩場を少し歩くと出現するのだが、

有名な写真では夕陽にこのシルエットが映えてのゴジラだったので、日中ではちょっと迫力不足。

 

周辺の岩もかなり風化していて奇異な形をしている。

とりあえず、夕方もう一度来ることにした。

 

ゴジラ岩の近くにまたまた巨大なまはげ像が出現。

 

なまはげの足元ではワカメなど海産物を販売している屋台があった。

 

 

しかしなまはげって本来は2人1組のようだが、こちらはピンでがんばっていた。

最初に見た2人組はどちらかというと棒立ちだったが、こちらは演技派で、今にも動き出しそうだ(笑)

観光案内所でもらったマップで紹介されていた「カンカネ洞」に行ってみた。

海岸まで集落の細い道を走り、駐車場に着いた。

特に案内板なども無くて、少し迷ってしまった。

道の行き止まりに駐車場とトイレがあり、そこから歩いてすぐのところに洞窟がある。

 

流紋岩が波の浸食と土地の隆起によってえぐられてできた男鹿半島最大の海蝕洞窟と看板に書いてあった。

 

中に入るには大きな岩の上を下っていき、中に入ると周りの岩が今にも崩れそう。

窓のように穴がいくつか開いていて、そこから光が差し込み、洞窟の中は教会のようだ。

ちなみに、奥さんは頭蓋骨の中にいるみたい。と言っていた・・(^^;)

 

海の際にあるので、足元まで波が寄せてきて、

ここから見る夕陽はさぞかし綺麗だろうと思う。


カンカネ堂の中で20分くらい瞑想に浸っていた奥さん。

景勝地でたまに、魂を吸い取られたようにその場でじっと長居することがある・・・・不思議な人だ。

 

そのあとは男鹿半島最北端にある入道崎の広場で休憩。

広い芝生広場には「北緯40度モニュメント」というのがあり、柱が付いている大きな円盤と、そこから北緯40度のライン上に点々と大きな岩が置いてある、シンプルなオブジェだ。

最初、知らずになんか岩が点々とあって遺跡みたいだな。と思っていたら、そういう事だった。

 

隣には入道崎灯台もあって、土産・食事処が何件かある。

 

ここで、ゴジラ岩の夕景待ち。

しばらく潮風に吹かれながらまったりと過ごした。

そろそろいい時間になったので、男鹿半島を半周戻ってゴジラ岩へ。

 

日没まで10分ほどあったので車で待っていたが、日没ちょい前がベストタイムだったようで、夕陽が口元よりも喉元に落ちてしまって、残念ながら炎を吹くゴジラにはならなかった。

でも、ゴジラ感がやはり昼間の写真より数倍濃い。これで満足だ(笑)

 

 

 

 

ゴジラ岩の周辺の岩場も夕暮れはとても綺麗で、この時間になっても県外ナンバーの車が次々と見物に来ていた。

 

 

腹が減ったので、今日はなにかガッツリ系のものが食べたいという事で、ネットで評判の良さそうなジモティー御用達の中華を食べた。

肉野菜炒め定食と餃子にあんかけ焼きそば。若干大盛( ̄▽ ̄;)

ガテン系が食べたいときにぴったりのパンチがある夕食だった。

夕食後は半島を後にして、「道の駅 五城目」で就寝。

 

3日目は今回の2つ目の目的地、大館市。

で、秋田犬に会う!

 

向かう途中で「道の駅 ふたつい」でおやつゲット。

以前にどこかで買ったことがあるバター餅を見つけたので、まよわず購入。

このふわむにゅな触感がたまらなく好きなのだ。

あと、5.1秒は逆さにしても落ちない。というキャッチコピーのジェラソフトというのがあったので、買って実験してみた。

それを見守るお店のお姉さんは祈るように見ていた(笑)

結果は、3秒くらいで写真を撮ってすぐに戻したので、5.1秒については定かではないが3秒は大丈夫だった。

味はふわっとしたすごくなめらかな舌ざわりでとても美味しかった。

これは落ちないネタより普通に味で押しても十分に売れると思う。

 

大館市内には2カ所の秋田犬関施設がある。

駅のターミナルには秋田犬ファミリーの立派な銅像があるのだが、コロナ渦のお約束「いろんなものにマスク」だった。

最初は駅の間の前にある「秋田犬の里」へ。

新しそうな建物で、裏庭には元気なハチ公の遊具が・・(笑)


館内は秋田犬が見れるドッグランのようなエリアと土産・紹介パネル展示スペースがあり、ドッグランではガラス越しに秋田犬の様子を自由に見学できる。

また順番でドッグランの縁まで近寄って、間近に秋田犬の様子を見ることができるのだが、もふもふできない(触れない)のは残念。

スタッフに秋田犬について質問とかしているうちに、あっという間に時間終了・・(涙)

 

何匹かの秋田犬がローテーションしているようで、ウチが行ったときは母犬と、娘という2匹の秋田犬がドッグランで遊んでいた。

大型犬の迫力があり凛々しい反面、顔も大きいので近くで見ると、表情がかわいい。

 

秋田犬との触れ合い(見るだけだが)は、若干消化不良だが、犬の健康状態をキープするためなので、そこは我慢。我慢。

 

土産コーナーにはぬいぐるみを積んだハチ公タワーがあり、フォトスポットになっていた。


 

もっと秋田犬に会いたい気持ちのまま、2件目の「秋田犬会館」へ向かった。

こちらは「保存会の事務所」なので、観光スポット的な感じは薄い。

だが入り口脇のケージの中には3匹の秋田犬が無造作に(と言うと語弊があるが)普通の番犬のように展示されている。

先ほどより近くに秋田犬を感じられるのは嬉しい。

そして館内にも玄関ポーチや事務所内の事務机の足元などにさりげなく、秋田犬が点在!! 何気なく、いっぱいいる!

でもここでもお触り厳禁なのだ・・( ̄▽ ̄;)

 

秋田犬に関する紹介内容も過去の秋田犬の記録など、いかにも「現場的」な詳細な資料や写真が多く、ガチでやってる感が半端ない。

愛想は無いが、精いっぱいやってます。という実直な感じで私はこちらの施設の方が見ごたえがあって、おすすめだ。

特に珍しい「虎毛」に会えたのが嬉しかった。

 

2件とも入館料など一切無く、自由に秋田犬に出会えるありがたい施設だった。


秋田犬会館の駐車場に「石田ローズガーデン」という看板があり、今はちょうどバラの季節なので奥さんが寄っていきたいと言い出した。

だが、マイナーな施設なのか他に案内板が無く、周辺をウロウロしていると他にも探している観光客がいて、

「あなたも探してるんですか? どこなんでしょうね~?」と話しながら一緒に探した。

グーグルマップでやっと場所がわかって、内部を見学。こちらも無料開放だった。

庭園内は一面のバラはみごとで、元個人宅を今では市が管理しているようだ。

とても手入れが行き届いていて、暑い中迷路のような庭園で美しいバラを満喫した。

 

昼食は「道の駅 かみこあに」で、馬肉のもつ煮定食ときつねうどんを。馬肉はこの地方でよく食べられるようで、一押しメニューだった。あっさりしていて、おいしくいただいた。

 


秋田の見所をどんどん回ったのでそろそろ今日を最終日にするか・・という話になって、奥さんが「それなら、なまはげを見ずに秋田は語れない!」とか言い題したので、男鹿半島のほぼ中央の山の上に「なまはげ館」に向う。

今回は県内を右往左往している・・(^^;)

 

建物は寒風山で採れる男鹿石というグレーの天然石を使った渋い外観だ。

館内は、なまはげ一色。

なまはげ行事は男鹿半島全域で行われていて、各地区によって姿かたちが少しづつちがう。

そのすべてのなまはげが総展示していある「なまはげ勢ぞろい」コーナーは圧巻だ。150体を超えるなまはげが文字通り勢ぞろいし、個性豊か。そのひとうひとつに見入ってしまう。

 

シアターでは古来のなまはげ行事のしきたりを再現しており、家主となかはげの口上や泣きだす子供など、まるでホームムービーを見ているよう。さらに各地域のなまはげ行事のビデオも流れていて、違いを見比べることもできる。

 

 

 

なまはげ館で秋田は打ち止め。

いよいよ岐路に向かう。海沿いを南下し、夕食にネットで探した地元の定食屋に行ったが3件続けて空振り(閉店)・・。

もうあきらめて、ファミレスにした。

 

宿泊に良さそうな道の駅もなかなかなく、当てにしていた道の駅を2つパスして、いよいよ深夜になってしまったが走り続けることに・・。道の駅難民だ・・。

結局新潟県の「道の駅 神林」にたどり着いた。もう深夜をまわっていたので、即就寝。疲れた・・。

 

 

そして翌朝は暑くて目が覚めた。

道の駅で、目覚めの缶コーヒーを飲んで、7時に出発。

 

海沿いを順調に走り、寺泊の魚の市場通り(通称、魚のアメ横)に寄った。

ここは何度か来ているが、店先の浜焼きなど手軽に地元の食材を食べられるのがいい。

今回は刺身の盛り合わせを買って、店先のテーブルで食べた。

う~ん、旨い。ほんとうに旨いなぁ。 刺身を食べたのは初めてだったが店先で食べる屋台風な場所で、

串焼き系ではなく、あえて刺身というのが非日常だ。しかも朝10時というのがいい(笑)

ネットニュースでウチの方面に豪雨注意報がでているので、奥さんが「庭の花が心配・・」というので、最寄りのICから高速で一気に帰ることにした。

途中の赤城高原SAの土産コーナーでレトルトの「新潟バスセンターのカレー」を発見。

そうだ、新潟を通ったのだから一時話題だったこのバスセンターのカレーを食べればよかった! 

このカレーの存在をすっかり忘れていた・・。

という事で、お土産として購入。ちょうど昼時だったので塩ホルモン炒めとメンチ定食を食べた。

これが今回の旅の最後の食事だ。

 

日曜日の午後に出発し、木曜日の夕方に帰宅。ノープランで行ったわりには、秋田を満喫できた。

私的にはドラゴンアイと秋田犬がベストスポットだった。

 

ちなみに、豪雨の破壊力はすざまじく、突風でいくつかの大きな花が折れていて、奥さんがっかり・・(-_-;)