秋風が吹くころ、以前から行きたかったうさぎ島と尾道、呉の戦艦を見学する車中泊旅の出かけた。
尾道や呉周辺など今回は街中の観光が多いので、小回りが利くアルファードの簡易式車中泊仕様車で出かけることにした。
簡易式車中泊仕様車とは
サードシートを外し、そのスペースにベッドマットを仕込んでおいて、セカンドシートと合わせてベッドとして就寝するシステム。
移動中はベッドマットの上に布団をまとめて置いておくので、セカンドシートは仕様可能。
途中休憩や弁当を食べるくらいならセカンドシートで十分に間に合う。
寝るときは、まずセカンドシートのヘッドレストを外す。
次に、セカンドシートの背もたれベッドマットとツライチになるまでに倒し、
最後に全体に低反発マットを敷くだけ。
慣れれば1分程度のベッドメイキングだ。
ダブルサイズのマットレスが余裕で敷けて、サードシート部分のベッドの下は多くな空間なので、ポータブルの冷蔵庫と充電器を置いた。
私のアルファードはセカンドシートがキャプテンシートなので、アームレストが出っ張ってしまうのだが難点だった。
でもベッドマットが腰のあたりまであり、セカンドシートは足が乘る位置になるので、厚さ7㎝の低反発マットを敷いたら寝たときにはさほど気にならなかった。
山梨県を午前中に出発し、新東名長篠設楽原PAでランチ休憩
1575年織田・武田軍による【長篠・設楽原の戦い】推しのPAで、関連土産が充実している。
食事処も徳川・武田の特徴を全面にだしたメニュー造りで、戦国ファンには楽しめそう。
ランチは奥さんは鯛は家康公の好物だったとされている鯛が味わえる鯛天丼のセット。
私は腹ペコだったので、ガッツリ系のチキン南蛮定食にした。
味に大きな特徴は無かったが、普通に美味しくいただいた。
食事の後は原戸なしにSA隣接の古戦場を見学した。
駐車場脇の小高い丘に登り、戦地本陣跡の行くことができる。
が、ただの丘だった・・。
特別眺望が良いわけでもなく、長い階段を登っても徒労に終わった感が否めない。
あとは、織田徳川連合が武田騎馬戦団を防ぐために考案された「馬防柵」が復元されていた(画僧右下)。
鉄砲隊で待ち構えた織田徳川連合が圧勝し、近代兵器の鉄砲が旧来の馬・刀戦術に代わる歴史的な戦いだったそうだ。
しばらく走り、名古屋の刈谷ハイウエイオアシス着。
観覧車で有名な巨大なPAなので、偵察かねて休憩した。
車中泊に便利な温泉施設や遊園地、ピクニックができる芝生広場、市場、食堂など、観光スポットとしても1日過ごせそう。
市場でうさぎ島での餌やり用の野菜と、明日の朝食用のパンをベーカリーで購入した。
夕方、土山SAで休憩。
人気の松坂牛の肉まんを購入。
玉ねぎや白滝などすき焼きの具が入っていて、肉まんというよりすき焼きまんだ。
想像以上に美味しい。
これは次も買ってしまいそうだ(笑)
6時頃、淡河SAにて休憩。
ここには長距離トラックドライバー御用達のシャワーブースがある。
今日はこの先のSAで宿泊する予定なので、ここでシャワーを浴びておく。
頭がすっきりしてドライブ途中のシャワーはとても有効だ。
クセになる(笑)
さっぱりしたついでに夕食もいただくことにした。
食堂もいかにもトラック野郎にうけそうなガッツリ系が並ぶ。
奥さんは肉じゃが定食で、私はロースかつ定食。
手作りの肉じゃがは大きいジャガイモに味が染みていて、とても美味しい。
(美味しそうなので一口もらった(^^;))
10時過ぎ、 山陽道道口PAにて宿泊。
トラックが多くて就寝時の騒音が心配されたが、実際に寝てみると、アルファードは密閉性が高いせいか、
デリカよりもトラックの騒音が気にならず、安眠できた。気温も寒くもなく、快適。
(翌朝トラックが多い理由がわかった。朝から定食屋がオープンしているので、便利なのだろう。)
目の前が瀬戸内海という絶好のロケーションでテンションマックス!(笑)
ハッチバックから見る瀬戸内海は最高!
(ここで一泊しようかとも思ったが、トイレが近くに無いので道の駅泊にした)
まずは千光寺まで15分ほど歩き、ロープウェイ乗り場に向かう。
途中の町並みは何んともレトロでいい感じ。
千光寺公園内にある山頂まで3分ほどで結ぶロープウェイは、高度を上げるごとに眼下に広がる尾道の町や海、向島の景色が広がり、まさに絶景。
山頂の公園は恋人の聖地にも認定されているらしく、ハートのオブジェが・・。
頂上展望台からの眺めも素晴らしく、穏やかな瀬戸内海を行き交う船はどこか牧歌的。
向島の造船工場もみごとに景色に一体化されている。
(山頂駅でなぜか野良猫に懐かれる・・・(^^;)勝手に膝に乗ってきた・・猫苦手なのに・・)
行き交う船を眺めながら何時間でも見ていられる、【ザ・尾道】な風景。
実際に結構風が強くて寒かったけど1時間くらいここでのんびりしていた(笑)
帰りは徒歩で、歌碑が点在する文学の小道をゆるゆると下る。
尾道は古来よりにぎわっていて、多くの墨客も訪れた地。正岡子規、十返舎一九、林芙美子など、尾道ゆかりの25人の作家詩人の小説や詩の歌碑が遊歩道に点在する。
少し歩くとすぐに千光寺に着く。
朱塗りの本堂、護摩堂、鐘楼などが点在するが、珍しいのは岩の上に掲げられた玉。
「玉の岩」と言われる高さ15mほどの玉が巨岩の上に鎮座している。
ほかにも石鎚山鎖修行という、ほぼ垂直の岩場を鉄のくさり1本で昇る、という昔の修行僧と同じ体験ができる場所があり、見所が点在している。
千光寺を後に、もっと下ると安寧寺の三重塔がある。ロープウェイからも見えたとてもシンボリックな風景だ。
さらに下ると、【猫の細道】という摩訶不思議な小道に出る。
石に猫を描いたオブジェが道案内するように点々と置かれ、猫系カフェが数軒点在していてインスタ映えする景色。
カメラを首から下げた若い女性達が熱心に写真を撮っていた。
小道を抜けると映画のロケ地で有名になったという艮神社(うしとらじんじゃ)に出る。
鳥居がロープウェイの切符売り場の真横にあり、なんか異世界が隣り合わせている雰囲気が漂う。
境内にある大きなクスノキがとても見事で、しばしパワーを頂く・・・・。
映画時をかける少女のロケ地として有名なのだと後で知った。確かに素晴らしいロケーションだ。
ロープウェイ観光を終えてちょうど昼時だったので、尾道ラーメンを食べることに。
いくつか候補店はあったのだが、平日でも行列ができていてネットでも評判の【つたふじ】にした。
2019年広島ミシュランに掲載された味なのだとか。楽しみ楽しみ♪
実はロープウェイに乗る前にこの店の前を通っていて店の主人らしき人をも目撃していたのだが、店も人も昭和の面影をまとってて、実に良い雰囲気なのだ。アラフィフにはこの昭和テイストがド・ストライク。
待つこと50分でやっと入店。
カウンターのみの狭い店内は撮影NGのためか、私語も少なく黙々とラーメンをすする音が響く。
自ら客一人一人にラーメンをサーブするご主人の姿勢に何となくこだわりを感じる。
尾道ラーメンとは、麺は平打ちで甘みがある醤油ベースのスープに豚の背油が浮くのが基本スタイル。
(つたふじは中細麺だった)
見た目ほど重くなく、中高年でも最後まで美味しくいただける味だ。
お約束のサイドメニューがあるのもご当地ラーメンの特徴の一つだが尾道ラーメンは【いなり】のようだ。
いなりといってもお揚げで包まれているのでなく、揚げが被せてある感じ。
味は、普通に美味しい(^^;)
食後は腹ごなしに海辺を散歩していると、【日本一短いフェリー】という看板を見つけた。
海を隔てたすぐ向いにある向島行きのフェリーだ。 片道100円と安い!
15分おきに絶えず運行しており、地元の足としては欠かせない存在の様子。バスより便利そうではないか!
おもしろそうなので、乗船してみた。
地元民は車はエンジンかけっぱなし、バイクもまたがりっぱなしで乗船し、乗船後に乗務員が徴収に回るシステム。
あっという間に島に着いた。
少し小高い丘まで登って景色を見て、すぐにまた帰りの船に乗る。
たったそれだけだが、旅情満点(笑)
島の乗船所近くには映画「あした」のロケ地が残っていて、バス停として利用されていた。
これが唯一の観光スポットらしい。
不思議な散歩だったが片道100円なら、目的もなくただ行って帰るだけでも楽しい。
つかの間の船旅を楽しんだ後はアルファードを停めた駐車場までも戻り、海沿いに周囲を散策していると、
【U2】という倉庫をリノベしたようなおしゃれな施設を発見。
レストランやバー、サイクリスト向けのホテルやサイクルショップやレンタサイクルなどがある、サイクリストの聖地といわれる尾道らしい施設だ。
残念ながら中のショップはコロナ渦で閉店中。
しか~し、ここで車中泊に有益な施設を発見! コインシャワーだ。
U2の並びにある小さな独立した施設で、本来はサイクリスト用のようだが100円5分でだれでも利用可能。
さっそく利用してみる。
高速道路のSAにあるシャワールームとほぼ同じシステムだがこちらの方は倍以上広くて快適。
想定外な場所だったが、本日の入浴はこでれ完了!
シャワー後はU2のベンチで海風に吹かれながら缶ジュースでまったりタイムを満喫。
目の前を行き交う船を眺めながらほんとうに充実した時間を過ごすことができた。
尾道の地域性なのか、雰囲気がとてもゆるゆるで居心地が良い。
周辺の島に向けてのフェリーも充実しており、パーク&フェリー&サイクリングが楽しめそうだ。
暗くなる前に今晩宿泊予定の【道の駅みはら神明の里】に向かう。
道の駅のレストランの閉店時間ギリギリで間に合った。
このレストランはタコ推しだったが、私はカキフライ定食、奥さんはサバ一夜干し定食をオーダー。
牡蠣は衣もサクサクで美味しく、サバは少し塩味が強いが油も乗っていて旨い。
食後は売店で明日朝のパン購入し、車内セカンドシートをリクライニングして、しばしテレビ鑑賞。
10時頃に就寝。高台で幹線道路から離れている静かな道の駅なので安眠できた。車中泊におすすめだ。
翌朝も快晴。
道の駅の展望台からの朝の瀬戸内海はすばらしい。
景色を楽しんだ後は、ドリップコーヒーとパンで朝食。
いよいよ今回の旅のメインイベントのうさぎ島行きのフェリーが出向する忠海港フェリーへ。
フェリー乗り場の売店にはウサギグッズがたくさん並んでいて奥さんはうさぎ柄の風呂敷を買っていた。
あとは乗船迄の待ち時間に、売店で昼食用のおにぎりやうさぎの餌を購入し、準備万端。ワクワクしてきた!
いよいよ、うさぎ島(大久野島)に向けフェリーが出航!
船旅は15分ほどで、あっという間に到着した。
島の港には休暇村への無料シャトルバスがあるので、そちらに乗車してとりあえず休暇村へ。
シャトルバスはうさぎとの接触事故を防止のために徒歩と同じくらいの極端なのんびり運転だった。
休暇村に着いたらレンタサイクルを借りて、うさぎを求めてさっそく島めぐり。
今後、車中泊トラックに積むか検討するために、前から気になっていた電動アシスト付き自転車を借りた。
のんびりと島を1周~。
至るところに野生のうさぎがいるので、餌をもって近づきそっとキャベツを差し出すと、人間を恐れることなく食べ始める。
わたしの足に前足を掛けたりして可愛いのなんの・・(笑)
しかし結構な力でグイグイ引っ張りながら食べるので、しっかり持っていないとキャベツを持っていかれる(^^;)
おっとりしているのやガツガツしてるの、仲間を威嚇するもの、ケガしているもの等々、いろいろなタイプのうさぎに出会う。
上空にはカラスが徘徊していたので、ケガをしていたうさぎは、もしかしたらカラスに襲われてケガしたのかもしれない。
眼がつぶれかけてたり、耳が少し破れたりと痛々しい姿のうさぎも何匹かいた。
決して楽して暮らしているわけではないのだな・・・
島にはかつて日本陸軍の毒ガス工場があったという歴史があり、ガス貯蔵庫跡、砲台跡、発電場跡など、島に点在する遺構や資料館でその内容を知ることができる。
愛らしいうさぎとのギャップがとても複雑な心境だ。
電動アシスト自転車は想像以上にアシストしてくれて、長距離や坂道移動に使えそうだ。
これはぜひトラックに積んで常備したい。
昼時になったので、買っておいたおにぎりとゆで卵とさつま揚げのような練り物(現地では天ぷらというらしい)でランチ。
キャンプ場のベンチでおにぎりを食べていると、餌欲しさにうさぎたちが寄ってきたので残りの餌をあげる。
最後に休暇村の海を見渡す温泉を日帰りで利用し、帰りは潮風に吹かれながらゆっくりと歩きながら港に向う。
島で一泊すれば早朝のうさぎの餌やりタイムも楽しめるそうだが、今回のように半日も滞在すれば十分に島の魅力は満喫できるだろう。一度は訪れて欲しい瀬戸内海のおすすめスポットだ。
うさぎ島観光が終わって、今度は海上自衛隊呉基地に向かう。
夕食は呉駅近くの トッキーというお好み焼き店で。
トッキーおすすめの全部のせのような巨大なお好み焼きと、シンプルな豚玉をオーダー。
ソースが甘くておいしい。
生ビール、牡蠣のバター焼き、やきそばもオーダー。
牡蠣はぷりぷりで、やきそばはオムレツ?といった体で薄焼き卵に包まれていた。
うーん・・ちょっと食べすぎた。
実はここで奥さんがちょっと体調を崩してしまった。
車中泊はしんどいというので、急遽駅前のホテルを予約してその日は早めに休むことにした。
ミニバンサイズだと急なホテル泊でも駐車場サイズなどでも困ることも無く利用できるので、今回はアルファードにして良かったと再認識した。
翌朝、奥さんの体調は随分よくなったのでゆっくりチェックアウトして、お昼は有名なご当地グルメの【呉の海軍カレー】を食べることにした。
ネットで人気で、港に行く途中にある【はいから食堂】をチョイス。
潜水艦をモチーフにした店内の内装にテンションが上がる!
呉海自カレーとは実際に呉の艦船で提供されているのと同じレシピで作り、各船が認定しているカレー。
海上自衛隊・呉基地に所属する艦船などで食べられているカレーを、呉市内の飲食店で食べる事ができる観光的に魅力ある取り組みだ。
はいから食堂では【潜水艦そうりゅう】のレシピの【てっぱんカレー】と、海上自衛隊員草案のレシピ【海自潜水艦カレー】を味わう。
どちらもフルーツの甘みとスパイシーな辛味が合体した奥深い味わい。
テッパンカレーの方は辛さが2種類選べるので、甘い方をチョイスした。
最初にフルーつの甘みが来て、あとからほんのり辛味が来る。
すごく素材の味が濃縮された味で、何倍でも食べれそうなうまさだ。
付け合わせの肉じゃがも味しみしみで美味しくて、クジラのフライも付いている。
ワクワクするビジュアルもいい感じ!
潜水艦カレーのほうがよりスパイシーで、こちらも後味に甘みが来る。
どちらもフルーティな甘さと後から来るスパイスのパンチが特徴で、癖になる味だ。
またこのエリアを再訪してほかの店の味もぜひ食べてみたい。
午後は呉湾艦船めぐり!
自衛官OBの流暢なガイドで楽しく自衛隊の呉基地や艦船を間近で見学できる人気の観光スポットだ。
旧海軍戦艦大和の造船場跡地(今は別の会社)も見ることができる。
この日は自衛隊で最も大きいヘリ護衛艦かがが、母港呉に入港中で自衛官OBのガイドさんもテンションマックス(笑)
自衛官OBのガイドさんは、声の張り具合や節回しなど特徴的自衛官節を披露してくれる。
自衛隊愛がひしひしと伝わってきてほっこりとした気持ちになった。
潜水艦も4基停泊しており、見所満載、大満足のクルーズだった。
そしてかわいいフォルムの、【潜水調査船しんかい】を見学
大和ミュージアム横の歩道脇にポツンと展示してある、
しんかいは昭和44年竣工で、海上保安庁の運用で伊豆半島沖の調査をしていた。
300回以上調査をしたそう。軍艦と違ってほのぼのとしたルックス、雰囲気にちょっと癒される。
続いて、呉のランドマーク的存在の【鉄のクジラ(海上自衛隊呉史料館)】を見学!
本物の潜水艦の内部が資料館になっていて、無料公開なのもうれしい。
公開している潜水艦は全長76mで、1986~2004年まで使用されていた【あきしお】。
日本で唯一内部に入ることができる本物の潜水艦で、船員の船内での生活ぶりを垣間見ることができる。
内部はとにかく狭くて、その雰囲気はキャンピングカーに通じるにものがある(^^;)
展示内容は戦後の機雷掃海、海上自衛隊や潜水艦の活動について。
海の地雷の除去がいかにたいへんだったのかがわかる。海に囲まれた日本ならではの戦後の負の遺産、その撤去無くして今の安全はなかったのだと、ほんとうに海自の活動はありがたく思う。
最後は【大和ミュージアム】のミュージアムショップでお土産購入。
夕方になって、奥さんがまた疲れ気味のようなので、館内の見学は無しにしてミュージアムショップに寄るだけにした。
海上自衛隊っぽい柄の巾着と和手ぬぐいを購入。
巾着は今後の車中泊旅の時に使う予定なのだとか。
今回、呉で立ち寄ったスポットは全て徒歩圏内という観光しやすいミニマムな街だった。
この日も奥さんのリクエストでホテルに泊まることにして、ホテル連泊になってしまった(^^;)
ここのところ奥さんは仕事が忙しかったようなので、溜まっていた疲れが出てしまったようだ。
ゆっくりホテルで疲れを取って、翌日の午前中はホテルのラウンジでティータイム。
泊ったのは2泊とも呉駅前の【呉阪急ホテル】。
奥さんは完全にホテルでまったりモードにスイッチしてしまったようで、
チェックアウトしてそのまま早めのランチを1階のカフェダイニング【イルマーレ】で頂くことにした。
こちらの看板メニューの一つがすっかり気に入ってしまった呉海自カレー。
このホテルのは【護衛艦うみぎり】の料理長直伝のカレーで、フルーツと玉ねぎを2日間煮込んだ一品だ。
こちらも最初はフルーツの甘みが口に広がり後からパンチのあるスパイスの辛味が追っかけてきて、美味しい。
ほんとうに呉海自カレーにハズレ無しの完成度だ。
食後にはアップルパイとホテルオリジナルの大長レモンのレアチーズタルトでお腹一杯に!
そこからラウンジでお尻に根が生えてしまい、久々に夫婦で2~3時間ほど話し込んでしまった(笑)
追加でコーヒーとロールケーキもオーダーしてしまった(^^;)
このロールケーキは贈答用に人気のホテルの名物スイーツなのだとか。
実は当初はこの先の広島平和記念公園や宮島まで行くつもりだったが、奥さんの体調の事やここでしっぽりと長話をしたことで、なんだかすっかり旅を満喫しつくしてしまった感じ・・。
予定を少し推してしまったこともあり、急遽予定変更して今回の旅はここで終わりにして岐路に向かうことにした。
なんといっても体調が万全でないと、旅はつまらない。
旅の予定を柔軟に変更できるのも車中泊の良いところだ。
帰りは高速で一気に山梨県の自宅へ向かった。
山陽道吉備SAで夕食。
岡山県民のソウルフードという【海老めし】を食べてみた。
真っ黒い焼きめしにエビフライと温玉が乘ってる。
真っ黒い焼きめしは玉ねぎと刻んだエビをカラメルソースで炒めたものらしい。
甘辛い味付けだが見かけよりは味は濃くなくて食べやすい。
タルタルソースがたっぷりかかったプリプリのエビフライと温泉玉子が乘っ入るのでそちらの存在感の方が大きいような気もする・・(^^;)
白鳥PAで一泊。
このPAはやたらとトラックが多かったのだが翌朝になって食堂に朝定食というのがあったのを見つけて、それでトラックが多かったのかな・・などと思った。
翌日も高速をひた走り、途中で鈴鹿SAのシャワーを浴び、ランチに鈴鹿ラーメンと巨大な津ギョウザ。
奥さんは果肉入りソフトクリームを食べた。このそふと600円と結構お高め・・。
イチジクのソフトにしたようだが期待していたほど果肉は入っていなかったそう(^^;)
鈴鹿SAにはフォミュラーカーやF1ドライバーのルイス・ハミルトンやバルテリ・ボッタスの手形が展示されていて、日本のカーレースの聖地の雰囲気が味わえる。
まあそんなこんなで、今回のアルファードの車中泊旅は、宿泊スポットが山陽道道口SA,、道の駅みはら神明の里、呉阪急ホテル2泊、山陽道白鳥PAという結果で、半分近くはホテル泊になってしまった。
でも「何が何でも車中泊」にこだわらずに、その日の気分や体調で宿泊先を臨機応変に変えられるのも、ミニバンベースの車中泊仕様車の良い処だったと思う。
広島の平和記念公園と宮島へのリベンジはいつか決行したいと思っている!
【おまけ・今回購入した土産】
タコ飯の素、海自柄の和手ぬぐいと巾着、うさぎ島行きの港で買ったうさぎ柄風呂敷、岡山で買った桃の天使。
タコ飯は家に帰ってさっそく炊いてみたが、タコの身が結構入っていて美味しかった♪